第62代 理事長所信


芦崎陽一

想いの連鎖

昭和26年「明るい豊かな社会」を目指す青年会議所運動が、能代の地に灯を燈し、以来62年間にわたり、常にブロックチャーターLOMとしての気概を持ち続けながら、時代に即し地域に根ざした地域のためのJC運動が、情熱溢れる青年たちのリーダーシップにより展開されてまいりました。
一昨年は創立60周年を迎え、あらためて諸先輩が脈々と築いてきた歴史と想いを受け継ぐとともに、大きな感動を共有し新たなる一歩をあゆみ始めました。
そして昨年は、10年振りとなる第42回秋田ブロック会員大会を主管し、メンバー全員が意識の共有と大きな結束を大切にし、能代JCらしい大会を開催する事ができました。

―我々JCは、地域社会に強い影響力を与える運動に邁進しなければならない―

―我々JCは、今後とも「まちづくり」・「人づくり」という永続的使命に挑戦し続ける―

志を同じうする仲間

私が能代青年会議所に入会し、12年の歳月が経とうとしております。
当然のことながら毎年苦楽を共にしてきた仲間が一人、またひとりと卒業していく・・・
そして毎年このJCの門戸をたたき、入会してくる仲間がいる・・・
62年間その均衡を保ちながら今日の、この能代青年会議所があります。
しかし昨今、全国的に会員の減少に歯止めがかからず、体制を保てずに弱体化の一途をたどるLOMが増加している現状を踏まえ、能代青年会議所もあらためて、組織強化と改革を最優先課題と捉え、まさに「挑戦の年」として、全会員で真剣にこの課題に立ち向い、「会員拡大」という大きなテーマに取り組む必要があります。
会員の減少は、まちづくりを標榜している我らJCの組織力を低下させ、また最大の武器である行動力にも影響を及ぼし兼ねず、挽いては負の連鎖に繋がることは必定である。
また、会員を減らしている一方で、逆に会員を増やし組織強化に成功しているLOMも存在します。結果がでない原因は必ず存在するものであり、だからこそ問題提起をする事が重要であるとともに、実情を真摯に受け止めた上で独自のシステムを構築し、メンバ
ー全員が「英知・勇気・情熱」をもって、日々活動するのが理想ではないでしょうか。
結論として、強い組織とは、意識共有がなされ一枚岩になっているものです。
本年は、事業一辺倒のJCではなく会員減少による組織運営の危機的状況に陥る前に、現システムを一から見直しを図り、早急に再構築をしなければならない。
青年らしくまずは行動をし、戦略的にそして永続性のある柔軟な発想を用いながら、全会員に対し「一念」という強き想い・熱意を伝播する「挑戦の年」としなければならないのです。
また、JCの根幹にある「人づくり」というテーマを重要視するうえで、多くの事業立案または実行過程を通して自己啓発を育むことも然りですが、一人の人間として、あるいは青年経済人としての資質向上を目的とした研修も、JCという学び舎において率先して学ぶ事も重要であると思います。本年は、大いに自己修練の機会を創り進めてまいりま
す。

我らが燈火となり、未来人・地域への創造と発進

何気なく過ごしている日々・・・仕事・未来への「不安」や家族・友人・地域との「絆」など、それぞれ悩みを抱えながら精一杯この時代を生きております。
我々責任世代としての、今の世の中を取り巻く状況はまさに、競争社会の「混沌」とした世の中にあり、今後においても一昔前の学歴社会とは違い、約束された未来永劫の安心などなく、専門的能力・資格が求められる実力主義の社会で生きていかねばなりません。
時に我々は地域のオピニオンリーダーであり、また青年経済人としての責任があります。「修練・奉仕・友情」の三信条のもと、自己研鑽に励むことは勿論ですが、まずは青年らしく失敗を恐れない行動、そして真に求められる組織であるJCであるために、一人ひとりが気概をもった強きJayceeであり続けなければならない。
本年は主眼を新たな角度にも向けて、事業発進をしてまいりたいと思います。
なぜならばJCは、常に柔軟にして新しい発想のもとに、率先して行動するべきであるからです。一つとして、我々はJCである前に青年経済人であり、それぞれの業界でも第一線で活躍している人材の集まりであり、さらに申し上げれば、異業種の集合体であります。
未来を担う次世代(中高生)に向け、青年経済人としてその環境を生かした未来創造事業を進めていき、新たな事業のあり方に挑戦いたします。
また、私たちが住むこの能代山本地域には、豊かな自然や素晴らしい伝統文化など、数多くの資源があります。そんな恵まれている環境の中で、あたりまえに暮らしておりますが、当然地域が抱える問題があるのも事実であります。
地域密着の活動が軸であるJCとしても、本年はその幅広い繋がり(ネットワーク)を活用し、地域力再生を目的とする有効的資源を取り入れた新たな発想と、未来を創造した広域交流事業を構築し発進してまいります。
そしてその動きがやがて波及効果をもたらし、明るい豊かな地域づくりの一助となることを望みます。

揺るぎない65年への道

JCとは、なにをしている団体ですかと問われる事があります。
その時、自信と誇りをもってJCを語れなければならない。一人のJayceeとして、自覚とプライドをもちながら、この地域の未来のために強き想いで活動している限り、JCという存在と価値は薄れることはないはずであり、その燈火が消える事はありません。
だからこそ、地域に浸透する「永続性」のある継続事業を「発展性」をもって続けることに意義があるのです。
ここ数年続いている継続事業「白神かかし」においても、少しずつではありますが地域ブランドとして定着し始めている現状であり、本年は、更なる「発展・進化」を念頭に今後「~揺るぎない65年~」に向け、能代青年会議所活動の大事な柱の一つである、この事業の骨格基盤をさらに強靭なものにするため今までの事業も含めながら、あらゆる角度から可能性を探り「挑戦の年」として邁進しなければなりません。
市民参加型の「絆」を大切にしたプロジェクトの立上げも、視野にいれながら幅広く検討してまいります。 
また、ここ数年来これまで取組んできた数多くの事業を通じて、子どもを持つ親が学校教育では教わることのできない部分として、JCの独創的な事業に期待する声が年々大きくなっている様に感じてなりません。それは、コミュニケーション能力や自立心、または人を敬う心であったり、各々が抱える問題の中で我々JCは、その期待する声を大切に受けとめて、JCらしく独自性に溢れた事業を目指すべきではないでしょうか。
昨年度より能代青年会議所としても、幅広く有効活用しているスポーツ振興、他にも様々ある県や市の施策などその環境を推進しながら、その中でJCらしい柔軟な発想を取り入れ次世代(小学生)を対象とする、今後のJC運動における新たな手法のあり方として確立するべく、次世代創造事業を展開してまいります。

結びに

魅力ある人
魅力ある組織でなければ、
地域からは求められない・・・

本年度、スローガンに掲げた「一念」という二文字に込めた想いを、あらためて感じていただきたい・・・人は皆、夢があり、そして目標を持って生きております。

~ひたすらに想う気持ちが、強ければ強いほど、実現という扉が開く~

能代青年会議所第62代理事長としての、自覚とプライドをもち「一念」の決意をここに、お誓い申し上げ、所信といたします。

一般社団法人 能代青年会議所
 第62代理事長 芦崎陽一